野田佳彦首相は4日、京都市で開かれた国際労働機関(ILO)アジア太平洋地域会議に出席し、社会保障政策の演説を行った。「中間層の厚みを増していく社会の実現を図る」と唱えた。セーフティーネット(安全網)づくりや雇用創出策を通じて「格差を固定化せず、貧困を生まない社会をめざし、社会参加の機会と経済成長の果実がすべての人にいきわたる社会を実現させる」とも訴えた。
首相が社会保障に焦点を当てた演説を行うのは就任後初めて。政権内で消費増税と社会保障の一体改革をめぐる議論が本格化するのに合わせ、改革で目指す社会保障像を示した。