野田政権は23日、首相公邸で政府・民主三役会議を開き、総額90.3兆円の来年度当初予算案を了承した。民主党の前原誠司政調会長は八ツ場ダム(群馬県長野原町)の本体工事費用の計上に反対したが、最終的には「政府に委ねる」として容認した。野田内閣は24日の臨時閣議で予算案を閣議決定する。
約1時間にわたった会議では、前原氏が本体工事費用として7億円を計上することについて「党として承服できない」と改めて反対を表明。輿石東幹事長も「政調会長一人に責任を負わせるわけにはいかない」と同調した。
藤村修官房長官は、河川整備計画の策定などを国土交通省に求めることで予算計上を認める裁定を下した経緯を説明。「前原氏と前田武志国交相に裁定を一字一句伝えた」と理解を求めた。最終的に党側は、国交省が裁定を踏まえた対応をすることを条件に、予算の計上を了承した。