野田内閣は27日の閣議で、伊藤哲朗内閣危機管理監、植松信一内閣情報官を交代させる同日付の人事を決めた。北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記死去に伴う政府の情報収集や伝達などに不手際があり、事実上の更迭との見方が出ている。伊藤氏の後任に米村敏朗・元警視総監、植松氏の後任には北村滋警察庁長官官房総括審議官をあてる。
総書記死去で北朝鮮情勢が緊迫化するなか、政府の危機管理を統括する内閣危機管理監、内閣情報官の交代は異例。伊藤、植松両氏は同日付で内閣官房参与となり、引き続き北朝鮮対応にあたる。
藤村修官房長官は27日の記者会見で「(北朝鮮情勢の初動では)適切に対応していただいた。更迭とはまったく違う」と語り、更迭との見方を否定した。