「今までの自分、脱ぎ捨てに来ました!」宣言

<連載>50代から輝く 100人のキレイ

更新日:2017年06月12日

連載「50代から輝く 100人のキレイ」第12回。「若々しい今の感覚」をアクティブ世代の着こなしに生かす極意をスタイリスト石田純子さんが語ります。「今」の着こなしに挑戦し、これまでのファッションから一変した女性の登場です。

★ きょうのファッションポイントは?
日頃はすべてパンツ。特に、ジーパンをいつもはいています。足が長く見えるからと思って着ています。今日は全部変えてもらおうと思って、上もあえて同じ黒にすることで、ゼロベースの方がイメージがわいて、似合う服を選んでいただけるかなと思ってきました。


おしゃれポイント&石田さんのアドバイス

ブーツカットのラインのパンツは、「足が細く見えるから」とこだわっている人がいます。でも、それは20年前。今は、ビッグシルエット、ボリュームなんです。それをどう自分に手なずけるか、着こなせるかが、おしゃれに見えるかを決めるんです。「足が細く見える」ことにこだわって時代からずれてしまうのと、太って見えるかもしれないけど、「若々しくて今の感覚」だと思われるか、どちらか。その選択ができないのがこの世代。脱ぎ捨てられるかどうか?です。 (北川さんが両腕を万歳するポーズをして「捨てられます!」「捨てに来たの」と言ったのを受けて、石田さんが「じゃあ、やりましょう」と言って服を選ぶ) (会場に、「かわいい!」と拍手がわき、何度も歓声があがる) 黒のシャツ、黒のパンツは細いのかもしれないのですが、「かわいいのはどちら?」「どちらが今?」と言えば、こちらではないでしょうか。白いシャツは、大きくはないんです。皆さん、「大きくないですか?」と尋ねて、すぐにつまみ始めますが、この分量感をどう着こなすかこそが、今の着こなしになれることなんです。


あなたにとって「おしゃれ」とは?

おしゃれは、「憧れ」です。おしゃれな人はいいな、と思います。
 今年4月、金婚式を迎えて、子どもたちが都内ホテルのイタリアンレストランでお祝いをしてくれました。前もって、春らしい、華やかな服を考えていたのですが、当日はとても寒い日になり、日頃のお気に入りのジーパンをはくこともできず、何を着て良いか分からないまま、結局、30年前のワンピースを着ていきました。
 本当はおしゃれが好き。だから、「もう一度、おしゃれに目覚めよう」と思ったんです。
 そんなとき、娘が「新聞にこんなのが出ていたよ。ママにぴったりな企画よ」と教えてくれたのです。プロが似合う服を選んでくれると聞いて参加しました。
 母が私のお手本。文化服装学院に学んだ、おしゃれな人で、子どもの頃は服をよく作ってくれました。7歳のとき、七五三でパンタロンスーツを作ってくれました。今考えたら、当時の最先端のファッションでしたが、周りの友人はフリルの服を着ていたので恥ずかしかった。その母を85歳から10年ほど介護しました。母は父が亡くなった後、一人でおしゃれに暮らしていました。若い人とも遊んでいて、若々しく、すてきでした。
 「キレイになりたい」と思うけれど、似合う服が分からない。乗馬やボーリング、吹き矢の同好会など、趣味ややりたいことがたくさんあって毎日外出しているのですが、いつも服はジーパンです。娘には「全部、服を変えてもらっておいで」と言われました。この服は、本当に大きくないのかな?誕生日と母の日とは、すてきな服で過ごしたいです。


北川 八束さん 70~75歳 東京都
今日撮影した自分の姿に点数をつけるなら、何点ですか? その心は?


さわやかな自分に満足。最後の5点は、白いシャツが「ぶかぶかでいいの?」。「でも、それを言ったら、先生に怒られちゃいますよね」

社会貢献活動、していますか? 全くしていない。自分を高めるために忙しいから。
趣味はありますか? ボーリング、乗馬、吹き矢
人生100年時代、100歳の自分はどうありたい? 不安はありますか?
100歳までは生きなくてよい。
お手本にしたい人(ファッション、生き方、ライフスタイル)とその理由
母。夫を亡くして30年間、一人で、おしゃれに暮らしていた。嫁とは住まないと決めて、自立して、若い人と遊んだり、陶芸をしたりと人生を楽しんでいたと思う。

 「<連載>50代から輝く100人のキレイ」は、スタイリストの石田純子さんを講師に招いて開かれたイベント「きょうもキレイ」撮影会&大人の着こなし講座の採録です。
 石田さんが店内のアイテムを使って、参加者へファッションコーディネートを提案。一人ひとりに合わせ、5~10分程度の短時間でスタイリングのコツをアドバイスしました。

シリーズ「<連載>50代から輝く100人のキレイ」ページで、シリーズの一覧記事をご確認いただけます。 「50代以上の女性へエール 頑張りすぎないオシャレを」でも掲載しています。

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