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【読者会議】「いつかは」に挑戦 爽快感 

<Reライフアンケート>趣味はある?

更新日:2017年03月20日

定年退職後や子育て後、人生をどう楽しんでいますか?

 読者アンケートで「趣味はありますか?」と聞いたところ、554人のうち9割が「ある」と回答。それぞれのステキな時間の使い方をご紹介します。

60歳から水泳 今では1キロ

 「死ぬまでに泳ぎを覚えよう」。東京都新宿区の田中忠子(なるこ)さん(71)は、60歳になった時、決意した。水に顔をつけるところから始め、今では週1回500メートル、多い時は1キロ泳ぐ。「趣味というより、『楽しみ』です」と笑う。

 娘2人が巣立ち、50代後半で夫(75)と2人暮らしに。60歳、父と母を相次いで亡くした。高齢者向けの施設でパートをしていたこともあり、徐々に「人生のしまい方」を考え始めていた。「子育ても終え、死ぬまでに何か自分の意思で決めて、『やった』と思えることがしたい」

 今までにできなかったことは何だろう。「泳ぐこと」と「歌うこと」。ふと、故郷の広島県の山あいの川が頭に浮かんだ。スーッと水面を滑るように平泳ぎで泳ぐ母。水際で「きれいだなぁ」と見つめていた子ども時代の記憶がよみがえった。

 師範学校で泳ぎを覚えたという母とは違い、田中さん自身は泳ぎを習う機会もなかった。川遊びも「女の子はするもんじゃない」と言われていた。大学では水泳の授業があったが犬かきで乗り切り、子どもを連れてプールに行くときも浮輪でやり過ごした。

 「やってみたいならやってみよう。やめるのはいつでもできる」と考えると気が楽だった。娘と夫に「スイミングに行くよ」と宣言。田中さんは「一歩踏み出せば後は楽。やってみると面白かった」と振り返る。

 当初はスポーツクラブの水泳入門教室に通った。知り合いもいないため恥ずかしさもなかった。「少しでも泳げるようになりたいね」と会員同士で声を掛け合い、バタ足、息継ぎ、クロールなどを習った。引っ越しでクラブを変え、最近は自分のペースで週1回、30分~1時間ほど泳ぐスタイルに落ち着いた。

 水着になると真剣な表情に。クロール。次は背泳ぎ。25メートルごとに立ち上がって呼吸を整え、じっと次の25メートルを見つめて、また泳ぐ。「爽快感がある」。やってみたいことが湧いてくる。体力を維持して、憧れのスコットランドの田舎町に旅に行けたらーー。新たな夢も広がっている。

■登山1038回 思い出を記録に

 趣味は登山でした。独身のときは各地の山を、就職後も中国地方の山を中心に登り、46歳からは夫婦で毎週のように登山に行きました。66歳で退職した後、病気になり、継続できなくなりましたが、振り返ると楽しい思い出がたくさんありました。

 そこで登山手帳の記録や写真をもとに、山の思い出をまとめ始めました。文章を添えてフォトブックにしたり、8ミリフィルムをDVDにしたり。登山回数は1038回。登山の記憶はまさに「自分史」。第2の趣味になりました。 広島県 西村保夫さん(69)

■先輩の助言「キョウヨウ」

 先輩たちから退職後は「キョウヨウ(今日用がある)」と「キョウイク(今日行く所がある)」が大切と聞いていました。昨年退職し、まずコミュニティーセンターの登山入門講座を受講、秋にはラージボール卓球に挑戦。卓球は50年ぶりでしたがラリーも続き、冬でも体を動かせます。地域の地形や歴史を調べて地図を作る自治体の事業にも参加しました。コミュニティーセンターのチラシなどで情報を得ています。春はいろんな講座がスタートします。のぞいてみてはいかがでしょう。 新潟県 赤川道夫さん(66)

■会を設立「100まで太極拳」

 若い頃は毎日10キロ走り、バーベルで体を鍛えていました。でも40代後半で体力の低下を意識。長く続けられることを見つけたいと思うように。以前、訪問先の中国で太極拳を見かけ、幅広い年齢の人が一緒にのびのびと動いていていいなと思ったのを思い出し、市の太極拳講座を見つけて習ってみました。
その時のメンバー5~6人で、サークルを立ち上げました。同年代の仲間を作ったことで衰えも共感し合いながら続けてこられました。目標は「100歳で太極拳」です。 埼玉県 坂口善行(よしゆき)さん(64)


*読者会議の詳細についてはこちら(http://www.asahi.com/relife/dokusha)をご覧ください。

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