ReライフTOP読者会議Reライフ白書 with読者会議

尽きぬ墓守の悩み 将来はどうなる? 

<Reライフアンケート・みんなの体験談>お墓についての悩みは?

更新日:2017年11月05日

 お墓の悩みについてReライフ面の読者にたずねたところ421人から回答が寄せられました。少子高齢化や核家族化が進むにつれ、お墓に対する意識も変化しており、さまざまな悩みや課題が浮き彫りになりました。今回は5回シリーズでお届けします。1回目は、お墓の管理・維持についてです。


遠すぎて、お参りだけで一苦労

●横浜在住で、こちらにお墓を買いました。夫は長男なので実家のお墓を継ぎます。お墓は宮城県の石巻にあり、2~3年に1回しかお参りに行けません。義父は生前「自分が生まれたこの地に眠りたい」と言っていましたので、故人の遺志を無視して簡単にお墓を移していいものか。横浜に分骨も考えましたが、石巻のお寺は「分骨は認められない」と言っています。夫が動けるうちにきちんとしたいのですが、迷うばかりです。(神奈川県 女性 70~74歳)

●夫婦2人で千葉県に住んでいますが、実家は京都にあり、先祖からの墓も京都市内にあります。父は他界しましたが、母は94歳で健在。いずれは父と同じ墓に入ります。墓のお守りを長男である小生に強く要望していますが、頻繁に墓参りをすることは経済的にも困難です。私たち夫婦は千葉の自宅を終(つい)のすみかと考えて、こちらに新たな墓を作りたいと願っているが、京都の寺院の檀家(だんか)であることから、その願いを実現することは宗教上、困難であることが悩みです。(千葉県 男性 65~69歳)

●夫の実家近くのお寺に代々のお墓がありますが、遠方でなかなか行けません。今はお参りとお掃除の代行サービスをネットで頼んでいます。お墓を今の家の近くに移すことも考えましたが、娘ひとりなので、将来的にどうしたらよいのか悩んでいます。(神奈川県 女性 50~54歳)


墓守が引き継げるか、悩ましい

●私は次男ですが、兄が亡くなったので墓守をしています。当家の墓には13人の先祖が眠っています。息子が2人いて、上の息子は墓守をしてくれそうですが子どもがいません。下の息子は全く関心を持ちません。墓守は長男の代で絶たれることになると思います。今から永代供養の手続きをしておいた方がいいか。さりとて、親戚や私の兄弟も多いので勝手なことが出来ないし、などと悩んでいます。(埼玉県 男性 75~79歳)

●婚家と実家の両方の墓を維持してきたが、草取りなど清掃が負担である。婚家の墓は、主人が出来なくなったら荒れるに任せるか人に頼むしかなくなる。子どもは3人(嫁いだ娘、息子2人)いるが、婚家の墓参りはずっと私たち夫婦だけがしているので後を託せない。負担を引き継がせたくないが、どうするか決まっていない。主人は「先祖代々の墓に入りたい」と常々言っている。(広島県 女性 65~69歳)

●私たち夫婦が死んだ後、夫(一人っ子)の実家(新潟県)と私(一人っ子)の実家(東京)の両方の墓を、息子(一人っ子)が面倒見ることになります。どちらも他に面倒を見てくれる親戚がいません。今は、夫が年数回、新潟へ行っています。もし夫が先に逝った場合、私も息子も新潟まで墓参りに行けるか不安です。東京へ合葬することも考えましたが、新潟の親類がうるさいようで、話は先へ進みません。この先、息子が結婚でもすれば、相手によっては3カ所の墓を守っていくことになりかねません。東京にある私の実家の墓をたたもうかとも思うのですが、息子は東京の墓を残して欲しいようです。友人には「持てる者の悩み」と言われるのですが、自分の先が見えてくる年になり頭が痛いです。(東京都 女性 60~64歳)

●父が4年ほど前に亡くなり、近所の墓地に空きがあったので購入しました。歩いて10分もあれば行けるので、今は毎日のように母が通っており、私も週に1度は参っています。しかし、母がいけない状況になると、近いとはいえ仕事を持った私では管理は不十分。遠方にいる兄だと年に1度くらいしか戻って来られず、更には兄にも私にも子どもがいないため、その後は管理する者はいないのです。父の時に永代供養にすべきか悩みましたが、そうすべきだったのかなと母と悩んでいます。(山口県 女性 45~49歳)


維持するのも大変

●曽祖父までの代の墓が、千葉県内の遠縁の田畑の脇にあります。亡父の兄弟姉妹の墓もあります。墓と言っても、それぞれを弔う石が約20ほど。30年前に亡くなった父が、バラバラになっていた石を1カ所に並べました。父は生前、年1回だけ墓参りに行っておりましたが、遠縁とはそれほど親密ではありませんでした。父が亡くなってから、私も年1回ほど、遠縁にお水をもらい墓参りを続けてきましたが、その間、遠縁も世代交代があり、一帯の墓石群の今後について考えてほしい旨を言われています。しかしながら、菩提(ぼだい)寺が不明です。亡父以来、墓の付け届けなどしておらず、墓石を1カ所にまとめたときに土葬された骨を集めたとも思えず、どうしたらよいのか……(埼玉県 男性 50~54歳)

●墓所に仏様が12体くらい眠っています。祖父母を除き、すべて土葬です。私の父が病死したときも婿だったため土葬されました。かなり広い墓所に古い墓、祖父母の新しい墓、墓石のない土饅頭(まんじゅう)が混在しています。私と姉は独身で、母親も一人っ子のため親類はいません。私は、墓の維持をどうすればいいか、事あるごとに問題提起してきましたが、取り合ってくれませんでした。寺に墓じまいをしたいと相談すると「出て行け」と激怒され、墓石メーカーの営業マンには予算500万円かかると言われました。どうすればいいのかわかりません。(埼玉県 女性 50~54歳)

 アンケートは、9月8日~10月5日にウェブのReライフページで実施。「お墓についての悩みありますか」という問いに421人が回答した(49歳以下 10%/50代 35%/60代 38%/70代 14%/80歳以上 3%)。11月5日付朝刊Reライフ面では、さらに記者が深掘り取材し、「【読者会議】お墓 行く末どうすれば」という記事にまとめています。

 Reライフ面では月替わりのテーマで皆さんの意見や体験談をお寄せいただき、紙面で取り上げます。12月紙面アンケートのテーマは「ペットとの一番の思い出は」「『ここぞ』という時に食べるものは何ですか」「冬を快適に過ごすおすすめの方法は」の3題です(11月9日締め切り)。詳細は「ペットとの一番の思い出は? 12月のReライフ面アンケート」ページでご確認ください。回答を踏まえて記者が取材をお願いすることや、紙面だけでなくウェブページで回答を掲載する場合があります。


*読者会議の詳細についてはこちら(http://www.asahi.com/relife/dokusha)をご覧ください。

Reライフ白書 with読者会議の関連記事

PAGE TOP