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中高層住宅でも空き巣被害、鍵交換で防犯対策 

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更新日:2018年02月01日

 秋口から年末にかけて増える空き巣被害。その侵入手段は一戸建てではガラス破り、中高層住宅では無締りが多いが、ドアの錠を特殊工具で開錠したり、こじ開けたりする事例も少なからずあるという。鍵のトラブルなどの駆けつけサービスを提供している「ジャパンベストレスキューシステム」(JBR、名古屋市)の作業員に同行し、鍵交換による「防犯対策」の現場をたずねた。

 待ち合わせは錦糸町の駅前。この日、作業員の桂歩さん(41)が1件目に向かったのは東京都文京区の国道沿いのマンションだった。依頼主の60代男性は「鍵が壊れてしまい、かけられないのです」と話した。サッシ窓のクレセント錠の交換を希望していた。

 桂さんは早速、鍵の状態を見定めると、手元にあった資料を示して、交換する鍵の候補をわかりやすく説明した。都立庭園が臨める大開口のサッシ窓だったため、防犯対策も必要だと考え、クレセント錠にさらに別の鍵をかけるタイプを薦めた。20分ほどで交換を終えると、サッシのゆがみを調整して鍵の開閉がスムーズにできるようにした。

 「単に鍵を交換するだけではだめだと思うのです」と桂さんは話す。お客様が気づいていない不具合などを見つけて、提案型の接客ができるよう心掛けているという。

 もうひとつの依頼は、東京都葛飾区の住宅地。依頼主の40代会社員は「実は昨日、空き巣に入られたのです」と理由を明かした。仕事から帰宅後、塾から帰ってきた娘に「学校から帰ってきたら玄関扉が半開きのままだった」と異変を告げられた。まさかと思い家の中を確認してみると、保管していたお金が無くなっていた。すぐに警察に届け出て、この日は鍵交換のために仕事を休んだという。

 事情を聴いた桂さんは「お子さんが鉢合わせにならなくてよかったですね」と気遣った。依頼主は暗証番号で開けられる鍵が希望だったため、桂さんは「Suica(スイカ)」などの交通系ICカードと暗証番号とで解錠できる最新式のオートロック電子錠を薦めた。

 依頼主は「そのほうがよさそうですね」と納得した。午後2時過ぎ、桂さんの作業が始まった。戸建て住宅の玄関は北向き。日差しがなく、冬の冷たい風が吹き付けていたが、元の鍵を取り外し、新しい電子錠の取り付けまで2時間。手際よくこなした。作業後、操作方法などを説明すると、依頼主は「寒いなか来てもらって、感じよく対応いただき、ありがたかった。これで安心です」。

 駆けつけサービスで呼ばれると、現場の利用者は、自宅に入れないことから感情が高ぶっていることがある。桂さんは、当初は戸惑いを感じたが、今では相手の立場になって対応するよう心がけているという。

 同社に勤めて7年目の桂さん。今は首都圏の鍵チームリーダーを務める。勤務中は作業車で終日を過ごし、利用者からの依頼に1時間以内に駆けつけられるよう待機する。この日、昼食にありつけたのは午後4時過ぎ。運転席で愛妻弁当をかきこむと、最後の依頼先である練馬区に向かっていった。(坂田一裕)

 JBR社には、鍵の駆けつけだけで毎日、全国から約500件の依頼がある。専門スタッフを自前で抱えつつ、約2400社の加盟社をパートナーにして対応する。

 水回りやガラスのトラブルにも駆けつける。接客を中心にマニュアルを定め、作業員は研修を受けてから派遣される。作業品質が高い加盟社の作業員が優先的に派遣される仕組み。鍵、水回り、ガラスの駆けつけサービスで、60分までの作業・出張費は無料だ(60分を超えた場合の作業費、出張費は別途規定による。作業費〈修理部品代・特殊作業代など〉および作業時間については、あらかじめ説明し、了承の上で作業を実施する)。

 換気扇掃除やエアコンクリーニング、家事代行、建具の不具合、庭の手入れなど、生活全般の困り事も、専用電話に相談すれば業者を紹介してくれる。一般価格の3割引きで利用できる。

 インターネットでの申し込みは、月会費400円、年会費3980円。電話での申し込みは、年会費コースのみで4800円(会費は、いずれも税抜き)。会員になると、電話一本で翌日から利用できる。

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