現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. ニュース
  3. サイエンス
  4. 記事
2012年4月11日23時33分
このエントリーをはてなブックマークに追加

体外受精卵、1つでも多胎 確率、通常の2倍に

図:一般的な体外受精の流れ拡大一般的な体外受精の流れ

 不妊治療の体外受精では、受精卵を一つだけ子宮に戻しても、双子や三つ子が生まれる確率が通常の2倍になることが、日本産科婦人科学会の調査で分かった。妊娠成功率を上げるために、受精卵を体外で培養していることが影響しているようだ。多胎は早産や胎児の異常、母親の高血圧などのリスクが高まり、学会は慎重に治療法を選ぶよう呼びかけていく。

 同学会は、2007〜09年に行われた体外受精で、受精卵を一つだけ子宮に戻し、着床して心拍が確認された約5万3千件の実態を調べた。この結果、双子以上の多胎と分かったのは0.8%で、自然妊娠で一卵性の双子以上になる確率0.4%の2倍だった。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、購読手続きが必要です。

今なら最大2カ月無料!サービスのご紹介はこちら

検索フォーム


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

アンケート・特典情報

朝日新聞社会部 公式ツイッター