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2005年04月12日
コンクリート板の上で樹状に成長したミドリイシ類のサンゴ=今年3月、沖縄県座間味村で、阿嘉島臨海研究所提供
サンゴを海中で大量に人工増殖させる新しい手法を、沖縄県座間味村にある阿嘉島臨海研究所所長の大森信(まこと)東京水産大名誉教授らが開発した。いかだからロープでつるしたカゴの中で外敵の攻撃や藻類の繁茂から守りながら稚サンゴを育てる方法。昨年6月に直径2ミリほどだった稚サンゴは8カ月で3センチ前後の樹木状に成長し、移植が可能な状態になった。失われたサンゴ礁を再生させる技術として期待される。
カゴの網の目は4〜5ミリ。大きな魚は入れず、稚サンゴがブダイなどに食べられる心配がない。藻類を食べる「掃除屋」として巻き貝タカセガイの稚貝も数十匹入れられ、サンゴを覆って成長を妨げる藻類の繁茂を防ぐ役割を果たす。実験では、10センチ四方のコンクリート板に、10〜20株という高密度で成長させることができた。
サンゴ礁で最も多いミドリイシ類を中心に、約30種のサンゴ増殖に応用が可能。成長した貝の殻は高級ボタンの材料として出荷もでき、一石二鳥という。
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