海藻の固有種探し 「東洋のガラパゴス」小笠原
2007年01月07日
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学会による本格的な調査が行われることになった小笠原諸島の海藻類=父島沖で |
世界自然遺産の登録に向けて国が準備を進めている小笠原諸島(東京都小笠原村)について、日本藻類学会(会長、川井浩史・神戸大教授)は今春、沿岸海域に生える海藻を対象とした初の本格調査を始める。同諸島は固有種の動植物が多く「東洋のガラパゴス」と呼ばれる。陸上に自生する植物は約4割が固有種とされるが、海藻は調査例が少なく、よくわかっていない。海藻の固有種の割合などを明らかにすることで、海の生態系についても小笠原のユニークさを世界にアピールしたいという。
計画では、筑波大や国立科学博物館、京都大、九州大などから海藻に詳しい第一線の研究者を10人程度集め、5月から一斉に調査を始める。1年〜1年半の間に、複数回の調査を集中的に行い、世界自然遺産の指定に向けて早期にデータをまとめたいという。
小笠原の海に生える海藻の種類や分布状況だけでなく、遺伝子レベルでの系統分析なども行う。調査結果は学会誌に発表し、ホームページでも一般公開する予定だ。
川井会長は「調査によって、新たに固有種の海藻が見つかる可能性が高い。調査結果は、小笠原の海洋環境を保全するための基礎データとして役立つはずだ」と話している。
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