スペースシャトルの飛行再開1号機ディスカバリーに乗る野口聡一飛行士が16日、朝日新聞など日米メディアの個別インタビューに応じた。「準備は8合目。興奮と冷静さが同居した心境だ」と笑顔で語った。
野口さんは5月15日の打ち上げ目標に向け、米航空宇宙局(NASA)のジョンソン宇宙センター(テキサス州ヒューストン)で最後の調整中。センターと日米各地を衛星テレビと電話で結び、質問に答えた。
訓練の仕上がり具合について、乗組員7人のチームワークも、各人が身につけた技術も万全と述べる一方、「直前に手順が変わることもある。最後の2カ月が大変」と気を引き締めた。
コロンビア事故以来、初の飛行。「不安や恐怖はない。危険はゼロではないが、それを上回る意欲や意義がある」。シャトルの安全対策やNASAの意識改革が進んだことを説明した。
ブッシュ大統領が提唱した月や火星の有人探査構想にも触れ、「再開飛行の成功を次の舞台への道にしたい。子供たちに宇宙への興味をもってもらえたら」と語った。
カレーライスや和菓子など日本の味を宇宙に持って行くほか、こまや折り紙で日本の文化を世界に紹介する予定だ。