2005年03月25日07時28分のアサヒ・コム

»恐竜博2005:3月19日から7月3日 東京・国立科学博物館で開催

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6800万年前の恐竜化石から細胞・血管 米で発見

2005年03月25日

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血管(矢印)は柔軟で、伸びる=サイエンス誌提供

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血管は中空で、細胞核らしいもの(黒い丸)が見える。「50μm」は0.05ミリ=サイエンス誌提供

 米モンタナ州の約6800万年前の地層で見つかった恐竜化石から、伸び縮みするほど軟らかく、管状を保持している血管や、DNAの格納庫ともいえる「細胞核」を持つ骨細胞など、化石化していない軟組織が見つかった。DNAの存在はまだ不明で、DNAから恐竜を復元する映画「ジュラシック・パーク」のようなことがすぐに実現するわけではないが、核を持つ細胞の発見で一歩近づいたとはいえそうだ。

 25日付の米科学誌サイエンスで発表される。恐竜は最大の肉食恐竜ティラノサウルス・レックス。モンタナ州立大ロッキー山脈博物館が00〜03年に発掘した。推定全長約10メートル。ノースカロライナ州立大のシュワイツァー博士らが大腿(だいたい)骨を切り取り、弱酸性の溶液でカルシウムなどミネラル分を除いたところ、血管や骨細胞が出てきた。

 血管は網目状に広がり、水分を含ませた状態で引っ張ると伸びるほど軟らかかった。血管内には、細胞核が残った内皮細胞らしい細胞も多数あった。骨にも核の残る骨細胞があった。

 過去にも化石から血管などを見つけたという報告はあったが、今回のように柔軟な状態で取り出せたのは初めてという。ティラノサウルスの大腿骨は骨密度が高いので中の軟組織が劣化しにくいほか、今回、化石の保護剤を使わなかったことも軟組織の抽出に貢献したとみられる。

 予備的な検査ではコラーゲンなどのたんぱく質の存在を示す免疫反応も出ており、研究チームはたんぱく質やDNAの存在などを分析中だ。

 真鍋真・国立科学博物館主任研究官は「3次元の細胞や組織まで取り出せたのは画期的だ。DNAは残っていても断片化していて、恐竜復活はまだ期待できないが、出てくれば面白い」と話す。



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