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「暗黒星雲」の地図作り成就 東京学芸大などのチーム

2005年03月28日

写真

暗黒星雲の全天地図。ちりの量は、中央部の白っぽく見える領域に多い。暗黒星雲は天の川に沿って広く分布している=東京学芸大提供

 星の生まれる現場といわれる「暗黒星雲」の全天の地図作りを、東京学芸大などのチームが成し遂げた。海外の膨大な観測資料を基に、約7年かけて7億個の星を調べあげて暗黒星雲の姿を描き出した業績は、江戸時代に伊能忠敬が作った日本地図になぞらえて「暗黒星雲の伊能図」とも評されている。28日から東京都日野市で始まる日本天文学会で発表する。

 暗黒星雲は星の材料となるガスやちりからなり、星の誕生過程を探る上で重要な研究対象だ。背後の星の光を遮ってしまうため、星の少ない暗い領域に見える。

 チームは97年、米国や豪州の望遠鏡によって50年代から蓄積されてきた全天の写真乾板約1500枚を対象に、研究に着手した。

 写っている星の数を計算機でもれなく検出。暗黒星雲によって暗くなっている領域と、近くにある明るい領域を比べ、その星の数や明るさの違いから暗黒星雲の分布やちりの量を精密に推計した。

 こうした地図帳を作る試みは以前からあり、特に米国の研究者が40年ほど前に作製した地図は今も基礎資料として使われている。しかし、人間の目を頼りに星の少ない領域を見つけるといった大ざっぱなものだった。

 今回の地図は、約5300個の暗黒星雲の座標や広がり、背景の星の光がどのくらい減光されるかなども示した。東京学芸大の土橋一仁・助教授は「日本からデータベースを発信したかった。伊能図は幕府によって海外への持ち出しが禁じられたが、世界中の研究者が観測計画をたてる上でこの地図が参考になれば、うれしい」と話している。



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