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左から「第10惑星」、冥王星とその衛星カロン、月、地球の大きさの比較図=ボン大学提供 |
米科学者らが昨夏に発見を公表した太陽系の「第10惑星」は直径約3000キロで、冥王星(直径約2300キロ)より確実に大きいことがドイツ・ボン大学などの観測で確かめられた。太陽の周りを回っていても小さな天体は惑星とは認められず、「第10」を惑星と認めるかどうかは今夏の国際天文学連合で議論される。研究グループは、「これに惑星の地位を与えなければ、冥王星を惑星と呼ぶ正当な理由がなくなる」としている。2日付の英科学誌ネイチャーに論文が掲載された。
スペインにある直径30メートルの電波望遠鏡と、高感度熱検知器を使い、「第10惑星」から届く波長1.2ミリの電波を精密観測。この波長の電波の強さは表面温度と大きさで決まるといい、太陽からの距離から表面温度を求め、大きさを算出した。
測定誤差は400キロ程度で、最も小さく見積もっても「冥王星より大きいことは、疑いの余地がない」という。観測結果からみると、表面は冥王星と同様に氷で覆われているらしい。
「第10惑星」は米カリフォルニア工科大のマイケル・ブラウン教授らが03年10月に見つけ、昨年7月に発表した。冥王星よりも遠く、太陽から56億〜145億キロ離れた楕円(だえん)軌道を、約560年の周期で回っている。