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ビルト2彗星から持ち帰られたちりの顕微鏡写真。1千分の2ミリほどの大きさで、高温下で生成される「かんらん石」の一種という=NASA提供 |
米航空宇宙局(NASA)は13日、無人探査機「スターダスト」が世界で初めて持ち帰った彗星(すいせい)のちりには「かんらん石」など高温下で生成される鉱物が含まれていた、と発表した。
かんらん石は鉄やマグネシウムを含む鉱物。NASAのこれまでの分析では、特にマグネシウムが多く含まれ、1千度以上の高温下でできたとみられる。ほかに、カルシウム、アルミニウム、チタンを多く含む高温下で生成される鉱物も見つかったという。
「スターダスト」は04年1月、地球から約3億9000万キロ離れた位置でビルト2彗星に接近し、核から噴出するちりを採取。今年1月、ちりを入れたカプセルを地上に投下した。
同彗星は太陽から遠く離れた冥王星の軌道付近で形成されたと考えられており、太陽系が誕生した約46億年前には太陽周辺の高温下でできた物質を太陽系辺縁部まで運ぶ仕組みがあったと見られる。ただ、彗星の材料が別の太陽系から運ばれてきた可能性もあり、NASAはちりの年代測定などを進めることにしている。