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情報収集衛星、15日打ち上げ 「4基体制」へ再挑戦

2007年02月11日

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情報収集衛星の軌道イメージ

 北朝鮮によるミサイル「テポドン」の発射を契機に配備が進む国の情報収集衛星の4基目が、15日に打ち上げられる予定だ。成功すれば、望遠カメラを備えた光学衛星とレーダー衛星が2基ずつそろい、地球上の全地点を1日1回撮影できる体制が当初計画より3年遅れで整うことになる。

 今回の情報収集衛星は2基目のレーダー衛星。宇宙航空研究開発機構が種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケット12号機で打ち上げ、地球の南北両極を通る高度400〜600キロの軌道に投入する。

 事実上の偵察衛星という性格から、衛星の外観や正確な高度などは公表されておらず、打ち上げ時刻も警備上の理由から直前まで発表されない。

 情報収集衛星は98年のテポドンショックを機に配備が具体化し、まず03年3月に2基が打ち上げられた。だが、同年11月のH2Aロケット6号機打ち上げ失敗で続く2基を同時に失った。このため再挑戦となった昨年9月には、3基目だけを打ち上げた。衛星の設計寿命は5年とされ、配備に時間がかかったことで、すでに1、2基目の寿命が迫っている。

 衛星を運用する内閣衛星情報センターは後継機の準備も進めており、15日には次の光学衛星の実証機を同時に打ち上げる。現在の光学衛星は地上にある1メートルほどのものを見分けられるが、後継機ではこれが60センチまで向上するとされる。

 同センターは「監視のために実証機を運用することは考えていない」とする。軌道上での性能を確認した上で09年には次の光学衛星を、11年にはレーダー衛星をそれぞれ打ち上げる方針だ。



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