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50センチのサイコロ衛星、宇宙へ 東大・天文台が計画

2008年01月27日12時09分

 大学発の小型衛星で、銀河を精密に観測する――。こんな計画を東京大と国立天文台のグループが進めている。日本が得意な小型化の技術を使い、これまで大型衛星が担っていた観測の実現を目指す。

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開発中の小型衛星「ナノ・ジャスミン」の完成予想図=酒匂助教提供

 開発中の小型衛星「ナノ・ジャスミン」は、一辺約50センチのサイコロ形で重さ14キログラム。小型だと製作や打ち上げが安価で、開発期間も短縮できる。09年に打ち上げ予定で、大気による揺らぎがない宇宙空間で、銀河の星々の位置などを赤外線を使って正確に調べる。

 同様の観測は、欧州宇宙機関(ESA)が89年に打ち上げた衛星「ヒッパルコス」(打ち上げ時の重さ約1トン)が先行。4年間で約11万8000個の星の詳しい位置データを集めた。ナノ・ジャスミンは、ヒッパルコスと比べて70分の1ほどの重さだが、同水準のデータを得るのが目標だ。

 「東京から、富士山にいる人の髪の一本一本を見分ける」ほどの高い精度が求められるため、搭載カメラでとらえた星の動きを基に、衛星のぶれを補正する仕組みなどを取り入れる。

 東大は、10センチ立方の超小型衛星2機の打ち上げに成功するなどの実績を持つ。酒匂信匡(さこう・のぶただ)・助教は「経験を生かして、小型でも一昔前の大型並みの性能を実現させたい」と話している。

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