ロケットや人工衛星の破片など地球の周りを漂う宇宙ごみ(スペースデブリ)の回収実験に、スイス連邦工科大ローザンヌ校のチームが乗り出す。ロボットアームのような装置でつかみとり、大気圏まで運んで燃やす。宇宙ごみの問題が深刻化するなか飛び出した、SF小説のようなアイデアだ。
15日に発表された計画では、4本の指のようなもので宇宙ごみをつかむ回収装置を備えた人工衛星を打ち上げ、高度630〜750キロにある10センチ角の超小型衛星の捕獲・回収を試みる。
大気圏まで運んだ後、宇宙ごみだけ切り離して衛星は再利用するか、ごみもろとも燃やすかは検討中という。約1千万スイスフラン(約8億6400万円)の開発費を見込んでおり、2015〜16年に予定される実験では企業の参加も募り、将来的にはビジネス化したい考えだ。