2009年6月3日7時2分
PDFファイルを開くと、感染する新型のコンピューターウイルスが出回っている。「新型インフルエンザ」「北朝鮮の核実験」など最新の時事ニュースの関連情報を装ったメールに添付されており、セキュリティー会社は注意を呼びかけている。
コンピューターセキュリティー会社「サイバーディフェンス研究所」(東京都)によると、新型ウイルスは昨年末ごろから出回り始めた。5月下旬以降は、新型インフルへの注意を呼び掛ける内容などを装ったメールに添付されるものが見つかった。
メールの件名や本文はすべて日本語だが、「インフルエンザ病人の路線」「体を大事にください」など、不自然な表現があった。PDFファイルを通じてウイルスに感染すると、勝手に海外のコンピューターと通信したり、パソコン内の個人情報を盗んだりしようとするという。
PDFファイルは、図やグラフの入った文書を見るのに便利なため、国や自治体がネット上で公開している文書などでも広く使われている。
サイバーディフェンス研究所の名和利男・上級分析官は「新型のウイルスは、ウイルス検索ソフトで検知できない場合がある。送信者に心当たりがないメールは、PDFファイルが添付されていても、絶対に開かないようにして欲しい」と話している。(田之畑仁)