2009年6月4日23時8分
京都大学の山中伸弥教授は4日、新型の万能細胞(iPS細胞)を再生医療などに使うため、移植用の細胞をあらかじめ蓄積しておく「iPS細胞バンク」を、5年以内に京都大に整備する構想を明らかにした。東京都内で開かれた講演会で話した。
構想では、健康な人から皮膚細胞などを提供してもらい、あらかじめ約50種類のiPS細胞を準備、再生医療や臨床研究に迅速に利用できるように備える。50種類の細胞を用意しておけば、日本人の9割が拒絶反応を心配せずに移植治療を受けられることがわかっている。
iPS細胞にかかわる研究や実用化の分野は、1件当たり数億〜数百億が見込まれる政府の最先端研究助成の有力候補といわれている。(林義則)