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お肌の細菌、実は多数 ひざ裏・かかと、多様性大きく

2009年6月8日13時46分

 人間の皮膚にはこれまで考えられていたより、はるかに多様な細菌がいることが、米国立ヒトゲノム研究所などの解析でわかった。腕やひざ、尻などの皮膚を調べたところ、約20門(種や属より大きい分類)の細菌の遺伝子が確認された。米科学誌サイエンスが報告した。

 21〜41歳の健康な男女10人を対象に、実験前24時間は体を洗うのを控えてもらい、(1)皮脂が多い(2)湿った(3)乾いたという条件の違う皮膚20カ所を綿棒でこすって採取した遺伝子を調べた。すると、18門、約200属の細菌の遺伝子が見つかった。ひざの裏やかかとなどで多様性が大きく、背中や耳の後ろなどは小さかった。

 皮膚には常に細菌がいて他の病原菌を寄せ付けなくする働きがあり、人の健康を保っていると考えられている。皮膚の細菌を人工的に培養する方法で従来は調べ、主にブドウ球菌の仲間しかいないと考えられていた。今回の研究では、皮膚にいる細菌の遺伝子に注目し、培養ではわからない細菌が多数見つかった。

 研究チームは「体毛のある湿ったわき下と体毛のない乾いた腕は距離こそ近いが、生態学的には熱帯雨林と砂漠くらい違う」と指摘している。(小堀龍之)

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