火星に水の流れが存在している手がかりが得られたと、米アリゾナ大学などのチームが発表した。米航空宇宙局(NASA)の探査機が季節ごとに撮影した地表面の画像に、春から夏にだけ現れる「筋」のようなものが写っていた。チームは「塩類を含んだ水の流れと解釈するのが最も妥当」と説明している。
5日付の米科学誌サイエンスに論文が掲載された。
火星に液体の水があれば、微生物などが存在している可能性が高まる。NASAのボールデン長官も「火星に生命が存在するかどうかの決着に向けて前進した」と語った。
火星の「筋」は、探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」が撮影した。急な坂となっている複数の地点で見つかった。幅0.5〜5メートル、長さ数百メートルで、岩と見られる部分を迂回(うかい)して進路を変えたり、平らな部分にたどりつくまでに消えてしまったりしているという。1地点で100本から1千本に上った。