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2011年9月15日6時53分

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骨再生の「司令塔」細胞を特定 東京医科歯科大など

 古くなった骨を壊す細胞を増やし、骨の新生サイクルを促すたんぱく質が「骨細胞」という細胞から作られていることを、東京医科歯科大学の高柳広教授らのチームがマウスの実験で特定した。古い骨がたまってもろくなる骨疾患の新たな治療法開発につながる可能性がある。

 骨が作り替えられる時、表面にある破骨細胞が一度古い骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨をつくる。骨の深部に埋まっている骨細胞はこうした仕組みを調節すると考えられてきたが、取り出すのが難しいため、詳しく分析されていなかった。

 高柳教授らは、遺伝子操作で骨細胞だけが光るマウスをつくり、光を目印にして骨細胞だけを取り出すことに成功。骨細胞が、破骨細胞を増やすたんぱく質をたくさん作っていることを確認した。骨細胞がこのたんぱく質を作れないようにした遺伝子改変マウスは、古い骨がたまりもろくなる「大理石骨病」になった。

 骨は破壊と新生のバランスが大切。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)やがんの骨転移などは破骨細胞の働きが強すぎ、大理石骨病では弱すぎる。現在は骨を壊す働きを抑える治療薬が開発されているが、今回の発見は骨の破壊を促して大理石骨病などに効く薬の開発に役立つ可能性がある。

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