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皆既日食写真を盗用 沖縄の男性投稿、天文雑誌の表紙に

2009年9月29日15時0分

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 日本の陸地で46年ぶりに観測された7月22日の皆既日食の投稿写真を、アマチュア月刊天文雑誌「星ナビ」が表紙に掲載したところ、チェコの著名な太陽研究家が南太平洋のマーシャル諸島で撮影した写真の盗用だったことがわかった。盗用が発覚したのは、日本の周辺で撮影した写真だとしたら、あるはずのない位置に恒星が写っていたからだった。

 盗用写真が掲載されたのは、9月5日に発売された星ナビ10月号。沖縄県在住の男性が投稿した。星ナビは次号で謝罪記事を掲載する。

 編集部によると、発売直後から「チェコのミロスラフ・ドルクミューラー氏の写真と酷似している」との指摘が電話やメールで複数寄せられた。

 男性は編集部に対し当初、仲間数人と鹿児島県や中国で撮影したと説明した。しかし、編集部が、写真に小さく写っていた点状の恒星と太陽との位置関係を確認したところ、日本や中国で見える位置にはなく、南太平洋でしか見られない位置にあった。

 男性は10年ほど前から天文雑誌の常連投稿者として知られている。ドルクミューラー氏の写真を無断で複製し、手書きなどで加工したと盗用を認めたという。星ナビはドルクミューラー氏にメールで経緯を説明して謝罪した。

 男性は朝日新聞の取材に「(鹿児島県の)悪石島に行ったが、天候が悪く、日食を撮れなかった。研究家の写真が一番よかったため、無断で使った」と話した。

 星ナビの川口雅也編集人は「雑誌の投稿は著者や読者との信頼で成り立っている。すべてのデータを疑って確認するのは不可能だ」としたうえで、次号から投稿規定に「元画像の提供を求める場合がある」と記すなどの防止策を取るという。(東山正宜)

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