人間の筆遣いを正確に再現するロボットを、慶応大学の桂誠一郎准教授らが開発した。これまで再現が難しかった微妙な筆圧も再現できる。書道の「達人」の筆遣いを記録し、離れた場所でロボットの動きに手を添えて書道の練習に使えるという。
ロボットの腕の先端に筆を取り付け、人がこの腕を持ち文字などを書く。その際、筆の動きと筆圧のデータを毎秒1万回の頻度で記録。このデータを元にロボットは人間の動きを再現。墨で書いた文字でもそっくりに表現できる。
桂さんは「これまで勘や経験に頼っていた熟練技能を、広くうまく伝承できることにつながる」と話している。(高山裕喜)