今年のノーベル医学生理学賞を京都大の山中伸弥(しんや)教授(50)と共同受賞することが決まった英ケンブリッジ大のジョン・ガードン教授(79)が、クローンカエルを作った年に山中さんは生まれた。2人は「ものすごい偶然」と喜び合った。
【写真特集】山中教授の軌跡ガードンさんは1962年、オタマジャクシの細胞の核を初期化して、クローンカエルの作製に成功した。山中さんは9日未明、米グラッドストーン研究所の同僚らとの電話会見で「ガードン教授のクローンカエルの発表があった年に私が生まれた。同時受賞をたいへん誇りに思うし、幸せだ」と喜んだ。
一方、ガードンさんは8日のノーベル賞サイトによるインタビューで「ものすごい偶然」と笑い、「彼(山中教授)はとても思いやりのある人。彼に感謝している」と話した。また、クローンカエル作りから、ちょうど50年後の受賞について「幸運なことに生き延びて、このような光栄な結果になった。治療に役立つ成果を期待してきた」と語った。 山中さんは8日の会見で、ガードンさんの功績について「まちがいなくガードン先生の仕事がなければ私たちの仕事もありえない」と述べた。さらに「02、03年ごろ日本で初めてお会いした。とても美しい髪をされていて、うらやましいなあというのが、第一印象。最新の論文を読んでおられて、常にいろんな議論をするが、やはり科学者はこうだということを教えられた」と述べた。