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2012年10月10日21時27分

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ノーベル化学賞に米国の2氏 たんぱく質受容体の研究で

写真:【左】ロバート・レフコウィッツ氏=同氏のウェブサイトから
【右】ブライアン・コビルカ氏=スタンフォード大のウェブサイトから拡大【左】ロバート・レフコウィッツ氏=同氏のウェブサイトから 【右】ブライアン・コビルカ氏=スタンフォード大のウェブサイトから

図:Gたんぱく質共役受容体の仕組み拡大Gたんぱく質共役受容体の仕組み

 スウェーデン王立科学アカデミーは10日、今年のノーベル化学賞を、米デューク大のロバート・レフコウィッツ教授(69)と米スタンフォード大のブライアン・コビルカ教授(57)の2人に贈ると発表した。授賞理由は「Gたんぱく質共役(きょうやく)受容体の研究」。細胞のアンテナ役「受容体」のうち、重要な働きをしているグループを発見し、その機能や構造を解明した。血圧の薬や睡眠薬の開発にもつながった研究だ。

 生物の体内では、ホルモンなど「鍵」にあたる物質が「鍵穴」にあたる受容体にはまることで、様々な刺激を細胞内に伝え、反応が起きる。たとえば、体内にアドレナリンが放出されるとそれが受容体に結合し、血圧が上がったり、心拍が速まったりする。

 レフコウィッツ氏は1968年にこの受容体の研究を始めた。アドレナリンなど「鍵」にあたる様々なホルモンに放射性物質で目印をつけて追跡することで、「鍵穴」の受容体を発見。レフコウィッツ氏の研究チームだったコビルカ氏は80年代、アドレナリン受容体をつくる遺伝子を見つけ、その後に構造も解明した。

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