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2012年10月18日12時18分

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美しいチョウには毒がある 東南アジアの種、羽に神経毒

写真:羽に猛毒が含まれていることが分かったツマベニチョウ=米科学アカデミー紀要提供拡大羽に猛毒が含まれていることが分かったツマベニチョウ=米科学アカデミー紀要提供

 【小坪遊】東南アジアのチョウの羽から猛毒が見つかった。海にすむ巻き貝の毒と同じ成分だった。カエル、トカゲ、アリなど天敵から身を守るのに役立てているらしい。16日、米科学アカデミー紀要に発表された。

 オーストリアの研究チームは、フィリピン、インドネシア、マレーシアで採集したツマベニチョウというチョウの羽や、幼虫の体液の成分を分析した。この結果、イモガイと呼ばれる猛毒を持つ貝の毒と同じ成分が見つかった。ツマベニチョウは大型のモンシロチョウの仲間で、羽を広げると10センチ近い。日本でも沖縄や九州の一部に分布する。

 イモガイの毒は、生物の毒としては最強レベルの神経毒で、貝は魚などの狩りに役立てているほか、ダイバーらが貝に刺されて死亡する事故も多発している。一方、モルヒネが効かない痛みを抑える鎮痛剤にも使われる。恐竜SF映画「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」では、恐竜を倒す武器の弾に使われていた。

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