現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 科学
  3. 記事
2012年10月20日0時29分

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

沖縄で1万2千年以上前の人骨・石器 セットでは最古

写真:サキタリ洞遺跡で見つかった子供の歯=19日午前、沖縄県立博物館・美術館、藤脇正真撮影拡大サキタリ洞遺跡で見つかった子供の歯=19日午前、沖縄県立博物館・美術館、藤脇正真撮影

写真:サキタリ洞遺跡で同じ地点から見つかった子供の歯(上)と石器(下3点)=19日午前、沖縄県立博物館・美術館、藤脇正真撮影拡大サキタリ洞遺跡で同じ地点から見つかった子供の歯(上)と石器(下3点)=19日午前、沖縄県立博物館・美術館、藤脇正真撮影

図:  拡大  

 【編集委員・中村俊介】沖縄県立博物館・美術館は19日、同県南城(なんじょう)市のサキタリ洞遺跡で、1万2千年以上前の人骨と石器が同じ地点からそろって見つかったと発表した。両者がセットで確認された国内最古の例だ。本土に残らない古い人骨が密集する沖縄だが、なぜかこれまで明確な道具類はなかった。やっと見つかった人類学と考古学との接点は、日本人のルーツを探るうえでも重要な手掛かりになりそうだ。

 発見されたのは2センチ前後の石器3点と、子供の歯。約1.5〜2.5メートル四方の狭い範囲から見つかった。3点はいずれも石英製で、同館は(1)割れ方には自然にできない人工的な規則性がある(2)石英は同遺跡付近になく、人間が外から持ち込んだと考えられる、などを根拠に石器である可能性が高いと判断した。近くにない海の貝や食べかすとみられるイノシシの骨もあった。

 沖縄ではこれまでに約6千年前の石器が見つかっている。今回発見されたのは、同じ層の木炭の炭素年代測定によると、1万2千年以上前の更新世末期(旧石器時代から縄文時代への過渡期ごろ)のもの。実年代に直すと1万5千年ほど前になるという。出土層を鍾乳石が覆い、内部が乱れた痕跡もないため、別の時期の石器と人骨が紛れ込んだ可能性はないとみている。ただ、この時期に本土や海外で見られる石器との関連について「つながりがあるのか、分析はこれから」という。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら

PR情報
検索フォーム

おすすめ

気分一新!こだわりの手帳特集

自民、民主と続いた大失政を糾し、日本を変え、時代の閉塞感を打ち破れるか。

元外務省国際情報局長で作家の孫崎享氏が、日米同盟や安全保障などを語る。

大阪を変え、大阪から日本をも変えようと意気込む彼らの目指す国家像や政策とは。

普天間飛行場の機能、米軍の役割とは。基地問題を追い続けた記者がひもとく。

岐路に立つ自動車産業。東海地方のメーカーやディーラー各社はどう立ち向かうのか。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

アンケート・特典情報

朝日新聞デジタル天文部