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鼻から吸って、肌にはって…痛くないワクチン開発進む(1/2ページ)

2009年10月24日15時12分

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写真:鼻にスプレーする季節性インフルエンザワクチン。接種の様子を再現してもらった=9日、東京都世田谷区、水野義則撮影鼻にスプレーする季節性インフルエンザワクチン。接種の様子を再現してもらった=9日、東京都世田谷区、水野義則撮影

写真:開発中のはるタイプのワクチン。指に乗るほどの小ささ=高田寛治・京都薬科大学教授提供開発中のはるタイプのワクチン。指に乗るほどの小ささ=高田寛治・京都薬科大学教授提供

 新型の豚インフルエンザの感染が広がるなか、ワクチン接種が始まったが、痛みを我慢して注射針を腕に刺すといった接種のイメージが将来、変わるかもしれない。鼻スプレーや、肌にはるタイプのワクチン開発が進んでいる。子どもの負担を減らそうと、努力も続く。

    ◇

 「注射じゃないので、子どもが嫌がらないんです」

 東京都世田谷区にある「ふたばクリニック」の広瀬久人院長は言う。鼻の粘膜にスプレーするタイプの季節性インフルエンザワクチンを米国から輸入して使っている。

 米国では今月5日、新型の豚インフルワクチンの接種も始まった。使われたのが、このスプレー式ワクチン。

 日本ではまだ承認されていないため、医師が個人輸入した。接種は自己責任、費用は自己負担だ。

 ただ、季節性用は量が限られ、新型用は輸入されていない。

 日本で使われているワクチンは体に注射する方式で、最初にウイルスが感染する場所である鼻やのどの粘膜には増えにくい。

 聖マリアンナ医科大学(川崎市)の清野研一郎准教授は「スプレー式だと、鼻や気道の粘膜にも抗体が分泌されるようになり、ウイルスの体内への侵入を防げると考えられている」と話す。

 国内の研究機関でもスプレー式の実用化を目指して研究開発が進められている。

 京都薬科大学の高田寛治教授らは、実用化に向けて肌にはるタイプのワクチン開発に取り組む。

 直径約1.5センチのシートに、長さ0.5ミリの突起が100〜250本並ぶ。突起はマイクロニードル(微小針)と呼ばれ、ワクチン液が付いている。腕などにはると溶け出し、体内に吸収される仕組み。皮膚に刺さるのは突起の長さの半分ほど。痛みを感じる真皮には届かないという。

 海外では、はるタイプのインフルワクチンが、注射式の5分の1の量で、同レベルの効果が得られたとの報告も。

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