聟島を巣立ったアホウドリ=米カリフォルニア沖の船上から、サンフランシスコ湾鳥類観測所のアルバロ・ジャラミロさん撮影
聟島を巣立ったアホウドリ=米カリフォルニア沖の船上から、サンフランシスコ湾鳥類観測所のアルバロ・ジャラミロさん撮影
山階鳥類研究所は26日、小笠原諸島の聟島(むこじま)で人工飼育され、今年5月に巣立った国の特別天然記念物アホウドリの1羽が、今月11日(日本時間12日)に米カリフォルニア州サンフランシスコの南西約80キロの沖合で確認され、初めて写真撮影に成功したと発表した。発信器をつけたメスで、衛星による追跡の結果、カムチャツカ半島からアリューシャン列島、アラスカ湾を経て、2万6千キロ以上を旅していたことがわかった。
営巣地の伊豆諸島・鳥島は火山噴火の恐れがあり、山階研は08年から5カ年計画で、ヒナを聟島に運び、新たな繁殖地をつくる事業に取り組んでいる。今年は2月に運んだ15羽すべてが聟島から無事に巣立っていた。