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ウマのゲノム解読、医学に応用も JRAなど国際チーム

2009年11月6日13時30分

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写真:ゲノム解読に使われたトワイライト号=サイエンス提供ゲノム解読に使われたトワイライト号=サイエンス提供

 JRA競走馬総合研究所(宇都宮市)を含む国際研究チームが、馬の全遺伝情報(ゲノム)を高精度で解読し、6日付米科学誌サイエンスに発表した。優秀な競走馬の秘密の解明だけでなく、馬は寿命が約20年と家畜としては長寿で、90を超える遺伝性の病気なども調べられていることから、ヒトゲノムとの比較による医学への応用も期待される。

 共同研究は、米国の雌のサラブレッド「トワイライト」号を対象に、世界約30の研究機関で06年から始められた。

 その結果、馬ゲノムは約27億個の塩基対からなり、犬(25億個)より大きく、ヒトや牛(29億個)よりは小さいことが分かった。

 たんぱく質を作る遺伝子は2万322個が同定され、このうち約4分の3に当たる1万5027個についてヒトの遺伝子と1対1で対応させることができた。

 競走馬の持久力やスピードといった能力は調教など後天的に決まる要因も大きいが、解読チームの一人の長谷川晃久・競走馬総合研究所生命科学研究室長は「『道具』が手に入ったので、長距離用向きか短距離向きかなど、サラブレッドの能力を遺伝子の面から調べる研究が今後、加速しそうだ」と話している。(本多昭彦)

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