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iPS細胞づくり、羊膜使い効率よく 京大准教授ら成功

2009年11月17日17時4分

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 胎児を包む羊膜を使って効率よくiPS(人工多能性幹)細胞をつくることに、京都大再生医科学研究所の多田高准教授らが成功し、16日に専門誌に発表した。ヒトでもマウスでも確認された。羊膜は長く保存できるため、将来構想されるiPS細胞バンクで使用する細胞の候補になる可能性がある。同研究所の山中伸弥教授や国立成育医療センター研究所との共同研究。

 iPS細胞は、体細胞に四つの遺伝子を入れてつくる。多田准教授らは、羊膜の細胞では2遺伝子がすでに働いていることに注目した。羊膜の細胞に4遺伝子を組み込んでiPS細胞をつくったところ、大人の体の細胞からつくるより、iPS細胞ができる率は10倍以上となり、効率よくできた。

 iPS細胞の作製効率を高める方法としては、特定の遺伝子の働きを抑えたり、化学物質を使ったりするなどの報告があるが、羊膜からつくる方法はより操作が少なくて済むという。多田准教授は「出産時に胎盤とともに出てくる羊膜を保存し、必要になったときにiPS細胞をつくるような応用が考えられる」と話している。(瀬川茂子)

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