現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. サイエンス
  4. 記事

世界最強の加速器、運転再開 事故で停止から1年ぶり

2009年11月21日10時28分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 【ワシントン=勝田敏彦】宇宙誕生の「ビッグバン」直後の状態を地上に再現する世界最強・最大の円形粒子加速器LHCが20日、運転を再開した。運営する欧州合同原子核研究機関(CERN)が発表した。LHCは、昨年9月の運転開始の9日後に冷却材のヘリウム漏れを起こし、以来停止していた。

 LHCは光速近くまで加速された陽子ビームを正面衝突させる装置。事故を起こした部分の修理と改良を行ったあと10月に運転再開に向けた試験を開始していた。

 11月3日、鳥が落としたとみられるパンの小片が原因で冷却装置が止まるトラブルがあったが、20日、陽子ビームが1周27キロの装置を再び1周した。

 来週にも陽子同士の衝突を始め、測定器の調整に入る。「物質に質量があるのはなぜか」といった現代物理学上の大きな謎の解明などが期待される実験は来年始まる見通しだ。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内