【中山由美】54次南極観測隊(渡邉研太郎隊長)の70人が25日夜、成田空港から豪州へ飛び立った。西海岸のフリーマントル港で先に出発していた観測船「しらせ」に乗り、30日に南極へ向けて出発、来月半ばの昭和基地到着を目指す。
基地周辺の海氷は厚い状態が続き、53次隊は近づけず、予定の64%しか物資を運べなかった。今回も接岸できない可能性がある上、しらせの大型ヘリコプターは故障で2機のうち1機しか搭載できていない。不足している燃料や物資を運びきれるか、関係者の不安は募っている。
54次隊はほかに、東京海洋大の海鷹丸に乗る隊員や内陸のドームふじ基地、セールロンダーネ山地へ赴く隊員もいて、総勢97人(越冬隊30人、夏隊35人、同行者32人)。