【行方史郎=ワシントン】米航空宇宙局(NASA)が29日、「火星探査機キュリオシティは現時点で(生命の痕跡となる)有機物の証拠を見つけたわけではない」とする異例の発表をした。
プロジェクトに参加している研究者が先週、米メディアに「面白いデータが得られており、歴史書に残ることになるだろう」と答えたことをきっかけに、臆測が広がっていた。NASAは声明で「うわさや推測は正しくない」と否定した。
キュリオシティは8月に火星に着陸後、微生物などの生命が存在した証拠となりうる有機物の調査を主な目的にしている。11月上旬に採取した岩石の試料の組成を、内部の分析装置で調べていた。