【鍛治信太郎】ヒトiPS細胞からシート状の心筋組織をつくり、不整脈の状態を再現することに京都大の研究グループが成功した。新しい治療薬づくりに役立つという。欧州心臓病学会誌速報電子版で1日、発表した。
京大医学研究科の大学院生の門田真(しん)さんらは、ヒトのiPS細胞やES細胞から心筋細胞をつくってシート状にし、心筋の収縮が波のように伝わるのが見えるようにした。心筋の密度が部分的に低い場所をつくると、波形が乱れ、不整脈の波形と同じになった。
実際の心臓でも、心筋梗塞(こうそく)などで心筋の機能が衰えた場所が部分的にできると、不整脈が起きることが知られている。