米ワシントン大(ミズーリ州)の研究チームは23日、「光より速いニュートリノはできにくい」とする理論計算の結果を発表した。9月に発表された直後から、世界的に論争を呼んでいる「超光速ニュートリノ」に対する新たな反論として注目される。
「超光速」を観測した国際研究チームOPERA(オペラ)の実験では、超光速ニュートリノは高速の陽子を標的にぶつけてできる「パイ中間子」と呼ばれる粒子からできることになっている。しかしチームの計算ではこの反応は起きにくく、南極でのニュートリノ観測でも裏付けられるという。
「超光速」を巡っては、OPERAに参加するイタリアの国立研究所の別グループの11月の論文など、異論・反論が相次いでいる。