SDGs ACTION!
基礎から学ぶSDGs教室

行動の10年(Decade of Action)の課題は「基礎から学ぶ SDGs教室」【4】

行動の10年(Decade of Action)の課題は「基礎から学ぶ SDGs教室」【4】
記者会見するグテーレス国連事務総長=2020年2月(UN Photo/Mark Garten)
【日能研が解説する「SDGsとは」
第4回は「行動の10年の課題は」】

国連創設の70周年の年に生まれたSDGs。2030年に向けた残りの10年をどのように進むのか。

アントニオ・グテーレス国連事務総長は、国連創設75周年をむかえる2020年1月の演説で、今、私たちの世界にある四つの脅威について語りました。一つが、核競争を含めた国際の平和と安全への危機。二つ目が気候変動による危機。三つ目が政治のリーダーシップに対する信頼の喪失。四つ目が、デジタル技術の負の側面です。そして、この演説がもし4月であったとするならば、五つ目に新型コロナウイルス(COVID-19)を加えたかもしれません。(注1)

こうした脅威の中で、2030年のSDGs達成に向けて国連は、各国の政府、市民社会、企業、人々を巻き込んだ「行動の10年(Decade of Action)」を打ち出しました。

「行動の10年」は、地球規模で最大の課題である貧困、ジェンダー平等、気候変動に対して持続可能な解決をもたらそうというものです。国連は、「行動の10年」を通じて、次の三つの実現を目指しています。

(1) あらゆる場所のすべての人が参加すること

(2) 即効性のある大胆な行動を起こすこと

(3) 新たな発想と解決策を促進させること

これまでのグローバル(国際)、ローカル(国、地域、企業など)に、インディビジュアル(個人)が加わり、三つのレベルからのアクション(行動)が交わりあい、重なりあって、行動していこうという呼びかけが始まったのです。

(注1)
COVID-19は、2019年新型コロナウイルス感染症の国際正式名称。ヒトに感染することによって発症する気道感染症の一種です。多くの場合、無症状または風邪のような症状を伴う軽症で自然治癒しますが、重症では急性呼吸窮迫症候群などを伴います。
20年4月7日、日本ではCOVID-19の影響により、特別措置法に基づく緊急事態宣言が7都府県に発令されました。

(日能研 教務部)

日能研
日能研
1953年の創立以来、中学受験を専門とする塾。86年から続く電車内広告「シカクいアタマをマルくする。」で知られる。子どもたちが、「自ら学び続ける私」を自分で育てることを応援する。2020年から未来型思考ができる新テキストを導入。全国に152校を展開。

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