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東京ディズニーリゾートにエコな新グッズ ミッキーマウスの「!」にも意味が……

東京ディズニーリゾートにエコな新グッズ ミッキーマウスの「!」にも意味が……
「LET’S START WHERE WE CAN!」のグッズ(記事中の商品画像には一部販売終了しているものもある)

東京ディズニーリゾートに、農薬に頼らず栽培されたオーガニックコットンや、プラスチックなどのリサイクル素材をつかったグッズが登場した。「LET’S START WHERE WE CAN!」というシリーズで、名前には「できることからはじめよう」という思いが込められているという。ミッキーマウスのポーズにも注目だ。(編集部・竹山栄太郎)

「初」の環境配慮素材

「LET’S START WHERE WE CAN!」は、第1弾として2021年7月にTシャツやバッグ、タオル、デスクトレー、マグカップの11種類を発売(一部は販売終了)。10月にはリサイクル素材をつかったノート2種類とアウターも売り出された。「できることから」のコンセプトにもとづき、生活に身近なものを選んでいる。

東京ディズニーリゾートの運営会社・オリエンタルランドの開発担当者、清水千里(ゆきさと)さんは「環境に配慮した素材をつかったグッズの販売は初めて」と話す。

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「LET’S START WHERE WE CAN!」のデスクトレー(右前)、マグカップ(中央奥)、フェイスタオル(左)

素材だけでなく、色づかいやデザインもシンプルにしているという。ややレトロなタッチで描かれたミッキーマウスが前を指さしながら一歩踏み出し、後ろを振り返る。そして、吹き出しに「!」の文字が描かれている。

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「LET’S START WHERE WE CAN!」の商品に描かれたミッキーマウス

「『!』は気づきです。環境のことに気づき、『みんなで続けていこう』と呼びかけている様子を示しています」(清水さん)。

また、「TOKYO DISNEY RESORT」の二つ目の「O」の文字は矢印になっており、「未来に向かって続いている」という意味を込めたという。

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二つ目の「O」の文字が矢印になっている

商品は、東京ディズニーランドの「アドベンチャーランド・バザール」、東京ディズニーシーの「キス・デ・ガール・ファッション」で販売されているほか、「東京ディズニーリゾート・アプリ」を通じて購入できる。

生産工程まで把握

「LET’S START WHERE WE CAN!」の構想が生まれたのは2019年。開発担当メンバーの議論で、「環境にいいものに取り組んだらどうか」という声が上がったのがきっかけだった。

パーク内で売られている一般的なグッズは、ハロウィーンやクリスマスといった季節のイベントに合わせたものが多く、社会的なテーマを掲げたものは異色だ。素材やデザインだけでなく、たとえばオーガニックコットンの産地や、商品の生産から納品までの工程を把握するといった点でも、ほかの商品と違いがあるという。

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「LET’S START WHERE WE CAN!」のトートバッグとポーチ
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「LET’S START WHERE WE CAN!」のフェイスタオル

オリエンタルランドでは今回のグッズ以外でも、レストランなどで提供するストローやカップの素材をプラスチックから紙へ切り替えるなど、環境に配慮した取り組みをおこなってきた。21年4月にはグループ全体の温室効果ガス排出量削減の目標を設定し、30年度までに18年度比で40%削減、50年度までに実質ゼロをめざす方針を公表している。エネルギー効率の高い機器の導入や照明のLED化を進めるという。

「LET’S START WHERE WE CAN!」のシリーズも、今後新しいグッズへの展開を続けていく方針だといい、清水さんは「長く大切につかってほしい」と話す。

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