
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」 基礎から学ぶ SDGs教室【27:最終回】

【日能研が解説する「SDGsとは」 第27回は目標17「持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」】

持続可能な開発を成功させるためには、地球上にある国どうし、企業どうし、住民どうしが協力しあう必要があります。人間と地球を中心にすえた価値観を地球に住む全員が共有して行動し、いろいろな人々がいろいろなつながりで協力し合っていかなくてはなりません。
持続可能な開発を行うためには、世界中の人々に、電気、ガス、水道、下水、道路、通信などの設備が必要だといわれています。先進国が現在利用している設備はたくさんありますが、開発途上国は、これらの設備が先進国と比べると少ないのです。
このため、先進国と開発途上国は協力し合いながら、さまざまな設備を整えていきます。設備を整えるためには、設備開発や維持のための技術も、材料費や人件費などのお金も必要です。協力関係にある国や人々は、それぞれの地域に合わせた整備の方法を考え、技術やお金を援助します。
技術やお金を援助される側と援助する側は、持続可能な開発に向けた共通の目標を理解しておく必要があります。また、援助するための技術やお金が的確に使われているかを監視するしくみや法律をつくる必要があります。
(日能研 教務部)
(連載「基礎から学ぶSDGs教室」は今回で終了します)

1953年の創立以来、中学受験を専門とする塾。86年から続く電車内広告「シカクいアタマをマルくする。」で知られる。子どもたちが、「自ら学び続ける私」を自分で育てることを応援する。2020年から未来型思考ができる新テキストを導入。全国に154校を展開(2022年3月現在)。
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