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難民テーマの映画6作品をオンライン配信 国連UNHCR協会、12/1~14に「難民映画祭」

難民テーマの映画6作品をオンライン配信 国連UNHCR協会、12/1~14に「難民映画祭」
記事中の写真はすべて国連UNHCR協会提供
編集部

国連UNHCR協会は、難民をテーマにした映画を集めた「第17回難民映画祭2022」を12月1日から14日まで開催する。日本初公開の2作品を含む6作品をオンライン配信する。ロシアによるウクライナ侵攻で難民問題に注目が集まるなか、難民一人ひとりの人生に関心を持つきっかけにしてほしいと呼びかけている。(編集部・竹山栄太郎)

難民のための募金も受け付け

国連UNHCR協会は、スイス・ジュネーブに本部を置く国連の難民支援機関UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の日本における公式支援窓口。難民映画祭は2006年に始まり、今回で17回目。2020年からはコロナ禍の影響でオンライン開催となっている。

配信期間中は全6作品を何回でも視聴できる。申し込み受付はすでに始まっており、12月12日まで。料金は2000円(視聴料のみ)、3000円(視聴料2000円+難民のための匿名募金1000円)、5000円(視聴料2000円+難民のための匿名募金3000円)から、申し込みの際に選択する。

視聴できる作品は以下の6本(詳細は公式サイトで)。

物語は終わらない ~難民芸術家たちの革命~(原題:The Story Won’t Die、日本初公開)

物語は終わらない ~難民芸術家たちの革命~

地中海のライフガードたち(原題:Mediterraneo、日本初公開)

地中海のライフガードたち

マイスモールランド

マイスモールランド
©2022「マイスモールランド」製作委員会

FLEEフリー

FLEEフリー

UPROOTED

UPROOTED

リスト:彼らが手にしていたもの(原題:What They Took With Them: a List)

リスト:彼らが手にしていたもの
©️2022 世界難民の日パートナーズ

12月4、5日には東京都文京区の文京シビックホール・小ホールで、リアルでの上映会もある。「戦火のランナー」(原題:Runner)などオンライン上映に含まれない3作品を上映する。無料、事前申し込み不要。

また、世界人権デーの12月10日15時からは、気候変動と難民問題をテーマにし、来春日本での劇場公開が予定される「グレート・グリーン・ウォール~アフリカの未来をつなぐ緑の長城」(原題:The Great Green Wall)のオンライン特別先行試写会もある。無料だが事前申し込みが必要で、先着300人まで視聴できる。

ウクライナからの国外避難、1500万人超に

難民とは、紛争・戦争や人種、宗教などを理由とする迫害を避けるために他国に逃れた人々のこと。UNHCRによると、2021年末時点で紛争や迫害により故郷を追われた人は世界で8930万人、このうち国連機関が支援対象者として認定した難民は2710万人とされ、ほかに国境を越えずにとどまっている国内避難民もいる。2022年2月からのウクライナ侵攻の影響で、11月時点で1500万人超が国境を越え、ウクライナ国内でも600万人以上が故郷を追われているという。

国連UNHCR協会の広報担当者は「難民と呼ばれるようになった人たちも、私たちと同じように、一人ひとり、愛する家族や友人、大切なそれぞれの人生があります。映画を通じて、難民を数ではなくひとりの『ひと』として思いをはせ、私たちからできるアクションにつなげていただければうれしいです」と話している。

竹山栄太郎
竹山栄太郎 ( たけやま ・えいたろう )
朝日新聞SDGs ACTION!副編集長。2009年に朝日新聞社入社。京都、高知の両総局を経て、東京・名古屋の経済部で通信、自動車、小売りなどの企業を取材。2021年にSDGs ACTION!編集部に加わり、2022年11月から副編集長。
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