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民主幹事長に小沢氏 菅・岡田氏の入閣確実

2009年9月3日23時15分

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写真民主党本部に入る小沢一郎氏=3日午後10時37分、東京・永田町、福留庸友撮影

 民主党の幹事長に小沢一郎代表代行が就任することが3日、決まった。鳩山代表が同日夜、党本部で小沢氏に要請し、小沢氏が受け入れた。小沢氏の幹事長起用には、内閣と与党との「権力の二重構造」を生みかねないとして党内に警戒感もあるが、総選挙の大勝で巨大になった党をまとめ、来年夏の参院選の勝利を目指すには、小沢氏の指導力が不可欠と判断した。

 民主党は党幹部が内閣の役職を兼務するのを原則としているが、幹事長は入閣しない。鳩山氏は、小沢氏、菅直人代表代行、岡田克也幹事長の3氏を要職で処遇する考えを示しており、残る菅、岡田両氏の入閣は確実な情勢となった。鳩山氏は3日夜、記者団に対し「(岡田氏には)枢要な内閣のポストについてもらいたい」と明言した。

 小沢氏は鳩山氏との会談後、記者団に「私は党人だから、代表の要請をお受けした」と語った。鳩山氏は、小沢氏が会談で「政策はすべて政府の中で意思決定する。私は基本的にはかかわらない」と述べたことを紹介し、「権力の二重構造にはならない」との見方を示した。

 鳩山氏は「小沢代行のおかげで300を超える議席を得ることができた。参院選でも何としても民主党が勝利を収めなければならない」と述べ、「いずれかの時点で小沢代行に幹事長をお引き受けいただきたいと申し上げるつもりだった」と、早くから小沢氏の幹事長起用を考えていたことも示唆した。

 ただ、小沢氏と距離を置く中堅らは「実力者の小沢氏が閣内に入らず、党運営の全権を握る幹事長に就任すれば、権力の二重構造となり、小沢支配が強まる」と警戒。岡田幹事長続投を求める動きもあっただけに、不満がくすぶりそうだ。

 鳩山氏は総選挙の投開票日翌日に固めるはずだった幹事長や官房長官などの骨格人事を先送りし、首相指名後にすべての人事を一気に決める方針を示していた。だが、幹事長ポストの決定をこの時期に早めたのは、人事をめぐる党内の疑心暗鬼を早期に収める狙いがあったとみられる。

 小沢氏は西松建設による違法献金事件で公設秘書が逮捕・起訴され、5月に代表を辞任したばかりだけに、幹事長への就任には「完全復権」との批判も出そうだ。

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