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官房長官に平野博文氏起用へ 国家戦略担当は菅氏が有力

2009年9月4日21時42分

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写真官房長官に内定した平野博文氏

写真地元の大阪へ帰り、報道陣の質問に答える民主党の平野博文氏=4日午後7時26分、大阪空港、山本裕之撮影

 民主党の鳩山代表は4日、新政権の官房長官に側近で党役員室長の平野博文衆院議員(60)を起用する意向を固めた。予算編成の基本方針を定める国家戦略局の担当相には菅直人代表代行が有力となっている。鳩山氏は16日に召集される特別国会で首相に指名された後、同日中に新内閣を発足させる意向を明言。それまでに主要閣僚の人事を内定する方向だ。

 他の重要閣僚では、財務相に藤井裕久党最高顧問(元蔵相)、外相に岡田克也幹事長の起用を検討。輿石東参院議員会長(代表代行)は留任する見通しだ。

 平野氏は松下電器(現パナソニック)労働組合の出身で、衆院当選5回(大阪11区)。鳩山氏の幹事長時代に同代理を務めるなど信頼が厚い。鳩山氏は4日、記者団に対し「役員室長として頑張っていることに感謝しているし、能力は高く買っている」と平野氏を評価。同氏の起用は、官邸内の意思疎通を密にして、政権運営を円滑にする狙いがあるとみられる。

 鳩山氏は当初、新政権の統治機構を中心になって構想してきた菅直人代表代行の起用を軸に検討していた。しかし、「官僚政治の打破」を掲げる霞が関改革の急先鋒(きゅうせんぽう)の菅氏では、官僚機構と過度の摩擦を招きかねないとして党内から慎重論が出ていた。

 これまで官房長官は政府内の政策調整に加え、国会対策など与野党との調整を担ってきた。しかし、鳩山氏は4日、記者団に対し、「国家戦略局の担当(大臣)に政策の中心が置かれる。官房長官の主たる役割は国会のスムーズな運営」と説明。政策調整は国家戦略局担当相が軸となり、官房長官は主に国会対策や与党とのパイプ役を担うという役割分担を示した。

 ただ、菅氏が政策決定の中心になったとしても、党運営の要の幹事長に小沢一郎代表代行、内閣の要の官房長官に鳩山氏側近が就くことで、政権運営は「鳩山―小沢ライン」が軸になりそうだ。

 連立を予定する社民党からは、福島党首の入閣を軸に検討しているが、同党の地方組織には閣外協力を求める声がくすぶっている。国民新党からは亀井代表の入閣が有力視されている。社民党は国家戦略局への参加も民主党に求めている。

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