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2010鳩山政権

小沢氏口座記録、20年分を分析 地検、銀行から入手

2010年1月20日15時2分

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 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が取得した土地の購入原資4億円が、政治資金収支報告書に記載されていない事件で、小沢氏が「資金の出どころ」と主張した信託銀行口座について、東京地検特捜部が銀行側から約20年分の記録の提出を受けたことがわかった。

 特捜部は、近く小沢氏本人から事情聴取する予定で弁護士と日程調整しており、口座記録と照合して説明を求めるとみられる。また、小沢氏の妻も聴取の要請を受けているが、応じるかどうかはわからないという。

 小沢氏は16日の党大会で、土地の購入原資は「私が蓄えてきた個人資金。何ら不正なお金を使っているわけではない」と強調し、特捜部には該当する信託銀行の口座名を伝えたことを明らかにした。

 また、陸山会の事務担当者だった元秘書の衆院議員・石川知裕(ともひろ)容疑者(36)=政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕=も調べに対し、4億円は「小沢氏から借りた、小沢氏の個人資産」と供述。「小沢氏が父親から相続して信託銀行に預けていた個人資産を、1998年ごろに引き出して自宅で保管していた金」と説明したとされる。

 一方、関係者によると、信託銀行の口座を分析したところ、98年ごろの出金は3億円余りだったという。

 特捜部は、土地の購入原資には1億円足りないうえ、98年ごろに引き出した億単位の資金を2004年に土地を購入するまで自宅に長期間保管していたという説明には疑問が残るとみている模様だ。

 また、小沢氏が衆院議長あてに提出した資産報告書には、93年分から直近の05年分まで、「父親からの遺産」にあたる預貯金も金銭信託も一切記載されていないことがすでに判明している。

 特捜部は今後、小沢氏側の口座記録を詳細に分析し、資産の全容解明を目指すとみられる。

 また、これまでの調べで特捜部は、4億円の購入原資には「胆沢(いさわ)ダム」(岩手県奥州市)工事受注をめぐるゼネコンからの裏金が含まれている可能性があるとみて捜査態勢を拡充。全国から応援検事を集めている。

 19日には、ともに中堅ゼネコンの「山崎建設」(東京都中央区)と「宮本組」(兵庫県姫路市)を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で家宅捜索。胆沢ダムの本体工事を元請け受注した大手ゼネコン・鹿島と、下請けとしてともに受注した「水谷建設」(三重県桑名市)などの資料と合わせ、工事受注システムとゼネコン資金の関係の解明を進めている。

 水谷建設元幹部は、特捜部の聴取に対し、本体工事などの受注時期にあたる04年10月と05年4月に、小沢氏側に5千万円ずつ、計1億円の現金を渡したと供述している。

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