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2010鳩山政権

菅氏「フレッシュマンなのでよろしく」国際会議デビュー

2010年2月6日10時48分

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写真握手する菅直人副総理(右)とガイトナー米財務長官=5日夕、カナダ・イカルウィット、代表撮影

 【イカルウィット(カナダ北部)=北沢卓也】財務相になって約1カ月の菅直人副総理が、国際会議にデビューした。民主党内では「ポスト鳩山」と目される実力者だが、外交や経済政策の手腕はまったくの未知数。新政権の財務相の言動に各国の注目も集まるだけに慎重な滑り出しだ。

 菅氏は現地に到着するとすぐに、ガイトナー米財務長官との会談に臨んだ。

 「財務相としてはフレッシュマンなので、よろしく」

 そう切り出した菅氏は予定の20分間を超え、40分近く話し込んだ。ただ、会談内容を記者団に問われても、「センシティブ(微妙)な問題があるので、2人だけの話にしておく」と口数も少ない安全運転ぶり。各国閣僚とのワーキングディナーの会場へ足早に向かった。

 前任者だった藤井裕久氏の突然の辞任で、1月7日に財務相になった。G7の日程はすでに決まっており、「最初から出る気満々だった」(周辺)。側近議員は「国際会議への出席は将来のステップアップになる」と期待する。

 菅氏は、公共事業一辺倒の景気対策を否定し、福祉や環境政策で新たな需要をつくる「第三の道」を打ち出す。海外紙には期待感からか「ケインジアン」(ケインズ学派)をもじって「カンジアン」と見出しを取った記事も出た。

 しかし、菅氏は経済政策は経験不足で、国会で経済用語を巡って答弁が詰まる場面もあった。「(菅氏は)予算編成の経験はない。問題は一層の歳出圧力に抵抗できるかどうかだ」(英BBC)、「首相への野望を持つ菅氏は有権者の懸念を呼びそうなことには挑戦しないかもしれない」(フィナンシャル・タイムズ)と冷めた見方もある。

 評価が定まっていないだけに国際会議での振る舞いは、今後の内外の評価に直結する。米国のオバマ政権が進める金融規制改革が主要テーマになりそうだとみるや、会議には出席できないのに、日本銀行出身の大塚耕平金融副大臣を助言役として同行させた。

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