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2010鳩山政権

複数区に2人擁立「異論出す所はない」小沢幹事長会見

2010年4月2日21時7分

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写真参議院選挙の第2次公認候補を発表する民主党の小沢一郎幹事長=2日午後、東京・永田町の党本部、西畑志朗撮影

 2日、民主党本部での小沢一郎幹事長の定例記者会見でのやりとりは次の通り。

 「第2次の参院の公認候補の発表をいたします。資料は、もういっているかな。いってるなら見て下さい。推薦が香川県。社民党と共同だと思います。それから比例で、現職でちょっと遅れておりました下田敦子君を公認ということに致したいと思います。これで東京の3人目、それから大阪の2人目、それから愛媛、山口。宮崎は、大体、決まってはおりますけれども、連合、社民党との調整ということだけですので。それから沖縄ということになります。その中でも事実上、ほぼ、というところが、まだ半分ありますんで、実際的には1、2のところがまだちょっと見通しが立っていない、というような感じでございます。できるだけ早急に全都道府県の候補者を確定したい。そう思っております。以上です」

 ――複数区でただ2人擁立しただけでは支持の広がりは得られないと思うが、今後の戦略をどう考えているか。また、勝算は。

 「えー、今の指摘はその通り。ですから同じ従来、旧来の支持層のパイを同じコップの中で奪い合っていたんでは、2人擁立する意味は全くありませんから、その意味で、旧来の支持母体が主として支援するに適した候補者と、広く、浮動層に呼び掛け、支援を頂ける、そういう候補者となるべく、擁立の際に目指したつもりでございます。年齢、あるいは性別などについて、やはり同じ姓の同じ年の同じようなのが2人出たってしょうがありませんから、そういう意味で、どちらかと言えば年齢の高い方と若い方とか、男性と女性とか。そういうような形で、ほぼ、どの選挙区もそういうことで、当初の目標に、ほぼ近い形で収まったのではないかと思っております。ほとんど、2人区というのは過去に立てたことありませんからね、ある意味において、無風、無競争の状態の選挙が続いてます。それだけに、しんどいという抵抗が多いのは事実ですけれども、競い合えば、少なくとも、倍になるとは言わなくても、間違いなく、5割増しには、過去の事例からもなりますんで。そう言う意味で、各年代、男女問わず、あらゆる層に支持を広げられるように、ということで、当然、選挙戦術も候補者のどういう所に対象を絞るか、ということによって当然違ってくるだろうと思ってます」

 ――2人目が支持獲得の上で、党として浮動層を取るために必要な戦略はありますでしょうか。

 「ですから、旧来の、特に現職だね。どっちかと言えば、現職が多いわけだけど、旧来の支持母体、例えば連合だとかという類の母体が支援する候補者は、その旧来の支持者を固めるという作業が多分メーンになるんだろうと思います。そうでなく、もっと広く、一般のあらゆる世代、男女問わず、支持を広げようという場合は、今からだと、特に2次公認の場合は時間がありませんので、浮動層に対象を絞って、知名度のうんと高い人はまあ別ですけれども、そうでない場合は、そういう、俗に言う時間もありませんので、街宣、辻立ちを中心とした活動に、多分新人の場合、あるいは若い人の場合、なるのじゃないかな。そうすれば必然的に訴える、あるいは、支援を求める人たちの対象が広がるという風に思っておりますんで、おおかたの場合はそういうパターンで選挙戦が展開されると思います」

 ――連合福井との意見交換で、会長から党内の結束の乱れを指摘された。それに対し、幹事長は「政権政党、与党の構成員としての自覚が足りない。国民に迷惑をかけている」と言った。今日、前原大臣が複数区での複数擁立の戦略について、国民の理解が得られないと話した。幹事長は、こういった発言を念頭に「自覚がない」と言ったのか。また、「政権与党としての認識が足りない」という状態は、参院選にどう影響するか。

 「前原君が言ったか誰が言ったか分かりませんけども、党としての、この方針に、今まで立てたことのない複数区は『もうしんどい』ということはあっても、『おかしい』とか異論を出す所はないと思います。ごくごくごく一部、1県だけでございます。ですから、その意味におきましては、私は、今回の党の方針、すなわち、2人区に1人しか立てないことになりますと、過半数の獲得目標というのは、1人区の人にすべてかぶせる話になる。1人区は自民党とほんっとに血みどろの戦いをして勝ち抜いて来なくちゃならない。2人区は、2人立てて初めて1人区と同じ、という風な言い方もできるわけで、そういう意味で、私はお互い同士が同じように、色んな難しい選挙戦を全力でお互いに助け合って戦う、いうことは当然のことだと思いますし、基本的に、ほとんどの人が理解しておられると思います。その、理解しておられないのは、ほんの1、2だろうと思っておりまして、私は、みんなが過半数獲得という大目標、大義に向かって全力で頑張ってくれるものと確信しております。それから、与党の、政権与党という認識が、まだ、徹底していないということについては、俗に諸君が言うように、与党の認識が足りない与党と、野党になっちゃったという認識が足りない野党との現状ということを、よくおもしろおかしく言いますけれども、政権与党という立場というのは、実際の国民の生活を守っていく、そのための政策を行政を通じてやっていくと。結果を出していかなければならないという責任を持つわけです。そうしますと、本当に政府に入った者、それはその職務を一生懸命、全力で頑張る。党に残った者は、残った者として、その職責を一生懸命、全うするように努力する。そういうことが、国民に対して責任を負うと、いうことになるわけで、その意味で、いま、連合福井の例を出しましたけれども、もうちょっと、政権与党としての認識を持って、全員が国民に連帯して責任を負うという意識になってやってもらいたい、ということは、その点を若干懸念して、お話なさったんだろうと思います。事実、ほとんど、政府を経験していない人ですから、政権与党になったのは、初めてっていうのが、もう九分九厘ですから。その意味で、最初から意識の転換ちゅうのは難しいかもしれませんけれども、国民の期待が大きいだけに、早く基本的な資質を身につけるように、自ら研鑽を積んでもらいたい、政府にいる者も、党に残った者も、そうしてもらいたいと。私は希望しております」

 ――参院選で単独過半数を達成できない場合、自らの責任をどう考えるか。達成された場合の新たな目標は何でしょうか。

 「目標を立てて、これから頑張ろうっつうのに、目標が達成されないとき、どうすんですか、なんちゅう質問に答える立場にはありません。目標を達成するために、全力で頑張る。いうことであります。それから、いつも言っておりますように、過半数を取ると、その目標と、社民や国民新党、新党日本等々、同じ志の人達と連携を取ると。連携を取って今後もやっていくということは何も変わりません」

 ――93年の解散総選挙で小沢氏や羽田氏が自民党を割って出た新生党がブームとなり、地元では選挙プロやボスが知らない新人が当選して躍進。みんなの党の人気は当時の新生党のそれ以上。民主党への逆風がある。複数区でみんなの党が立てれば票が食われると思うが。

 「あの、今の雰囲気ですと、おっしゃるように、みんなの党から、違う人が出馬するということは、浮動票が流れるということになりますので、その点は大変厳しくなると思います。ただ、みんなの党は、何と言いますか、我々は、まさに絶対多数の政権与党を割って出たわけでございます、我々の時は。ですから、その意味では、何と言いますかね、彼がアレしたのは、いつだったかな。あれ?」

 ――去年の2月ですよね。

 「彼が(自民党を)出たのは1人だったけどね。だから、その意味では、多分、私どもが出た時は、まだまだ自民党がかなりの国民の支持を得ておった時でございますので、その点では、しかも、これは、私の生涯の大きな記憶なんですが、44人の同志1人も欠けずに与党を離党したということでございますので、それと、みんなの党とは若干違うんじゃないかな、ちゅう気が私としてはしておりますが、しかし、いずれにせよ、今の状況です、と浮動層はそちらに流れるという懸念はありますので、私は、それだけに、そういうことを言うとですね、すぐ消極論が出てくるんですね。やっぱり1人だとか何とかって。私は全然、逆です。だからこそ、競い合わなければいけない。そして、一人でも多くの人に。1人でやるより2人でやった方が倍、声を掛けられるわけです、私はその意味で、断然、それを一つの刺激剤として、候補者に頑張ってもらいたいと。そう思っております」

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