2010年11月14日20時0分
福岡市長選に初当選し、支援者から花束を受け取る高島宗一郎氏=14日午後8時22分、福岡市中央区薬院、溝脇正撮影
選挙カーから支持を訴える高島宗一郎氏=福岡市内、山本壮一郎撮影
福岡市長選は14日投開票され、自民と公明が支援する新顔で元九州朝日放送アナウンサーの高島宗一郎氏(36)が、民主、社民、国民新の推薦・支持を得て再選を目指した現職の吉田宏氏(54)ら7人を破り、初当選した。政令指定市長では千葉市の熊谷俊人市長(32)に次ぐ若さ。投票率は43.67%(前回42.57%)、当日有権者数は112万7359人だった。
尖閣諸島沖の中国漁船衝突の映像流出事件などで民主政権の支持率が落ちる中、福岡市長選は「民主対自公」という国政の「代理戦争」に。結果は、高まる政権批判が地方選挙にも波及した形だ。現職を大差で落とした民主は、国会運営や統一地方選に向けた戦略の練り直しを迫られる。
高島氏は9月上旬の出馬表明直前まで情報番組のキャスターを務めた知名度と若さを生かした。自公の市議団や支援団体もフル回転。告示後は谷垣禎一自民党総裁らが訪れ、街頭で政権批判を展開して与野党対決を印象付けた。
告示後、保守系前市長の全面支援を受けた元市教育長の植木とみ子氏(61)が撤退を表明。結果的に保守分裂が回避されたのも大きかった。
吉田氏は、民主の推薦を争った元佐賀市長の木下敏之氏(50)に民主票を食われた。告示直後の尖閣映像流出で逆風が吹き、蓮舫行政刷新相らの応援も効果が薄かった。