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ネット選挙指南、踊る業者 依頼殺到「今はバブル」

写真:ネット選挙解禁に向け、SNSの効果的な使い方などを議員(左)に教えるコンサルタント業者の高畑卓さん(画像の一部を修整しています)=12日午前、東京都千代田区、白井伸洋撮影拡大ネット選挙解禁に向け、SNSの効果的な使い方などを議員(左)に教えるコンサルタント業者の高畑卓さん(画像の一部を修整しています)=12日午前、東京都千代田区、白井伸洋撮影

 【岩波精】5月31日の朝、東京・虎ノ門にあるビルの会議室に7人のチームが陣取った。テーブルを囲むように座り、一斉にタブレット端末を開く。相手への自己紹介もそこそこに、フェイスブック(FB)の説明を始めた。

 「投稿は1日3回にしましょう。多すぎても嫌われるんで」

 7月の参院選に立候補を予定する野党新顔の男性(55)と陣営スタッフ3人が耳を傾ける。インターネットを使った選挙運動が解禁される選挙。本番に向け戦略を練る会議だ。

■動画作りに構成作家も

 チームはITコンサルタント高畑卓(すぐる)さん(36)が声をかけて集めたFBや動画撮影の専門家たち。双方が初めて勢ぞろいしたこの日から、ほぼ週に1回会議をもっている。ネット上では毎日やりとりする。

 FBに投稿する時刻の指定は分単位。朝の通勤時や昼休みなどネットユーザーが多く利用する時間帯にぶつけるためだ。「毎月24、25日は給料日前で気持ちに余裕がない人が多いから、ふざけた投稿は避けたほうがいい。水曜夜はノー残業デーの会社が多いから、逆にくだけた投稿がウケる」。高畑さんの言葉は自信に満ちている。

 チームのメンバー、テキスト分析の専門家の渡部秀成さん(41)からもアドバイスが飛んだ。「FBでの言葉遣いは、ですます調で。柔らかな印象を与えるひらがなを多めに」

 じっと聞いていた男性がうなった。「そこまで考えてるのか。すごいな」

 トラブルへの対応も教える。中傷めいた書き込みがあったらどうするか。「放置しないように。対応用のQ&Aも作っておいたほうがいい」と高畑さんは助言した。

 別の日の会議では、テレビのバラエティー番組を手がける構成作家も加わった。「こんな動画を出してはどうですか」。急坂を駆け上がり、息切れしながら政策を口にする映像を提案した。首都圏などで深夜に流れる人気番組のパロディーだ。公示後のホームページ(HP)更新も解禁される。目を引く動画で誘い、閲覧者を増やす作戦という。

 戸惑う陣営の関係者に高畑さんが言った。「絶対に面白い。受けますよ」。2週間後、肩で息をしながら政策を訴える男性の動画がHPに載った。

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