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東京・永田町の自民党本部に設けられた開票センター。午後9時前からテレビで次々と「当確」の報が流れ、その度にどよめきと大きな拍手が起きた。都連会長の石原伸晃環境相らが笑顔で当選者の名前の上に赤いバラを並べた。
昨年の衆院選で政権復帰を果たした自民は、都議選で「自公過半数。単独で50議席以上」の目標を設定。10減の38議席と惨敗した前回からの巻き返しを図り、59人を擁立した。
選挙戦では、安倍政権の高い支持率を背景に、経済政策「アベノミクス」を前面に打ち出した。石原氏は「大勝」となった今回の結果について「(経済政策の)3本の矢への強い支持があったと感じた」と振り返った。
「追い風」に乗り、前回落選したベテランも次々返り咲いた。定数1の千代田区選挙区では前職の内田茂氏(74)が7選を決めた。前回は、党都連幹事長ながら、告示10日前に公認された民主新顔に惜敗した。事務所で支持者らと握手を交わし、「安倍内閣への支持が都議選で自民党を押し上げてくれた。初心にかえって都政のために頑張りたい」と振り返った。
青梅市選挙区(定数1)も前職の野村有信氏(72)が5選。「自公で猪瀬都政を支えるのではなく、コントロールしていきたい」と気を引き締めた。
自民は今回、定数2の選挙区に2人を擁立するなど強気の姿勢を貫いた。定数2を6人で争った激戦区の港区選挙区も、自民の2人が独占。新顔の菅野弘一氏(54)は「自民党の支持率の高さが追い風になった。従来の自民党より広い支持を得られたのではないか」と勝因を分析した。
定数3のうち2人を自民が占めた墨田区選挙区の新顔川松真一朗氏(32)は約50人を前にガッツポーズ。「閉塞(へいそく)感を打破したいとの声を感じた。本当の景気回復は身近な人の収入が増えること。アベノミクスはまだゴールではない」と話した。
4月の青森市長選など地方選で自民の推薦候補が相次いで落選する事態もあったが、告示の前後に安倍晋三首相や石破茂幹事長らが頻繁に応援入りし、テコ入れを図った。
| 参院議員選挙公示 | 7/4(木) |
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| 参院議員選挙投開票 | 7/21(日) |
| 期日前投票期間 | 7/5(金)〜20(土) |